名探偵コナン770話・771話「ギスギスしたお茶会(前編・後編)」は原作回です。
名探偵コナン(84) (少年サンデーコミックス) [ 青山剛昌 ] |
なので、事件の内容・犯人・トリックなどのネタバレを簡単に。
蘭の母親・英理が盲腸で入院している病院で事件が起きる。亡くなったのは須東伶菜(42)。高校時代の同級生のお見舞いでお茶会をし、ハーブティーの飲み比べをしながら携帯の写真を見ていると、青酸系の毒物により窒息して亡くなった。コナンと安室により犯行現場はお茶会をしていた病室で、毒入りのカップをすり替えたことによる事件だとわかる。
しかし、一緒にお茶会をしていた同級生は、被害者だけ紅茶にレモンを浮かべていたのと紅茶の色が全員違うので、カップをすり替えられるわけがないと主張。被害者は「ハイビスカスティー」という赤いハーブティーを飲んでいて、ティーカップの飲み口に毒が塗ってあった。
事件の容疑者は3人。
1 人目は高坂樹理(42)。高坂は入院患者で、「バタフライピー」という青いハーブティーを飲んでいて、みんなが来る前からこのお茶を飲んでいた。高坂の息 子と被害者の息子は同級生で、一緒の中学を目指してしたが、受験の前日に勉強しに来た被害者の息子がインフルエンザにかかっていて、それが高坂の息子にう つってお受験どころではなくなった。
2人目は八方時枝(42)。八方は見舞客で、「ペパーミント」という茶色いハーブティーを飲んでいた。被害者は独占欲が強くて自己中で無頓着という事を八方が言っており、被害者の旦那は八方の元彼で、被害者は略奪婚をしている。
3人目は別府華月(41)。別府は見舞客で、「カモミール」という黄色いハーブティーを飲んでいた。被害者に勧められて買った株が暴落して大損。お陰で借金まみれ。なのに被害者は下がる前に売りぬいて大儲けしている。
4 人の席は時計回りに被害者、別府、高坂、八方。八方と別府が戸棚にあったカップを用意しており、カップは高坂のもので、重曹を使ってぴかぴかに磨いてい る。お湯は被害者が八方と別府が来る前にポットにもらいに行っている。ハーブティーの飲み比べをすることを言ったのは高坂で、高坂が全員の紅茶をみんなの 前で用意している。
そして別府は1度トイレに、八方はお菓子を買いに部屋から出ている。また、携帯の写真は高坂のもので、携帯の写真を見ることを言ったのは別府。被害者が携帯を離さなかったので、別府と八方は両脇からのぞき込んで見ていた。
では犯人を。今回の事件の犯人は・・・
高坂樹理さんです。
それではトリックを。今回の事件は毒入りのカップをすり替えたことによるものですが、ここで問題となるのが紅茶の色。被害者の紅茶の色は赤で、犯人の高坂さ んの紅茶の色は青。高坂さんが飲んでいた青い色のバタフライピーはレモンを入れると赤くなり、重曹を入れると青に戻るというハーブティー。これはレモンの 酸性に反応して赤くなり、アルカリ性の重曹を入れると青になるというもの。なので今回の事件は、バタフライピーのこの性質を利用してカップをすり替えて事 件を起こしました。
まず高坂さんは、被害者を早めに呼び出しお湯をもらい行かせる。その間に毒を自分のカップの反対側の飲み口に塗り、毒 の容器は病室の外のどこかに捨てた。他の2人が来て3人揃うとハーブティーの飲み比べを持ちかける。被害者がハイビスカスティーを選んだら、あらかじめ中 身をバタフライピーに入れ替えておいたティーパックを入れ、その上にレモンを載せてお湯を注ぐとハイビスカスティーのようになるのでそれを出す。他の3人 が携帯の写真に夢中になっている時に、高坂さんは自分の紅茶にレモンを入れて赤くし、その後被害者のカップを取ってレモンを出し、重曹を入れ青くして上手 くカップをすり替えるという流れです。
重要なのはこんなところですかね〜わかりづらかったらすみません。また、細かい部分などは省略しているので、詳細については放送でご確認ください。あと、今回のお話ではバーボンが登場するので、バーボンのネタバレも一応載せようかと思ったんですけど、ここでは載せないほうがいいかな(´・ω・`)う〜ん、どうしよ(笑)。とりあえず別に載せる事にします。